屋根塗装で使用する塗料の種類は?|種類と耐用年数を紹介


屋根に使用する塗料の種類は、豊富にあります。
そのため、塗装工事の際にどのような塗料を選べばいいのか分からず、迷ってしまう方も少なくありません。

そこで今回は、これから自宅の屋根塗装を検討している方に向けて「屋根塗装で使用する塗料の種類」や「耐用年数」について紹介します。
ぜひ、塗料選びに悩んでいる方は当記事を参考にご覧くださいね。

屋根塗装とは?



屋根塗装とは、屋根材に塗料を塗装していくことです。
ほとんどの住宅には、新築の際に屋根塗装が行われています。

しかし、この屋根塗装は永久的なものではなく、年月の経過によって劣化してしまいます。
劣化を放置すると住宅の防水機能が失われ、雨水が家の内部に浸入し柱や土台が腐食したり雨漏りが発生する原因に……。

そのため、定期的に塗替えを行い住宅をきちんと保護する必要があります。
屋根塗装には、外観をきれいに保つことや屋根材を保護する目的があります。

塗料を構成する成分は4つ


屋根塗装で使用される塗料は「顔料」「樹脂」「添加剤」「溶剤」の4つの成分で構成されています。
では、それぞれの成分の役割をチェックしていきましょう。

●顔料

顔料は、塗料に色をつける役割があります。
顔料の種類は「着色顔料」と「体質顔料」「さび止め顔料」「骨材」に分類され、塗料を増量したりさびを防ぐなど役割の違いによって分けられます。

●樹脂

樹脂は、塗料のメインとなる材料で乾燥すると塗膜になります。
樹脂には、塗料の耐久性を高める重要な役割があり、種類は「アクリル樹脂」や「シリコン樹脂」、「ウレタン樹脂」などさまざまな種類が存在し、目的や用途によって使い分けられます。

●添加剤

添加剤には、塗料の性能を向上させるという役割があります。
添加剤の種類には「沈殿防止剤」や「たれ防止剤」などがあります。

●溶剤

溶剤には、樹脂を希釈し塗装に適した粘土にする役割があります。

塗料の種類と耐用年数


続いては、屋根塗装で使用される塗料の種類とそれぞれの耐用年数を見ていきましょう。

●アクリル塗料

アクリル塗料は、塗料の主成分である合成樹脂がアクリル系の塗料のことです。
ほかの塗料と比べて安価ですが、その分耐用年数が短いという特徴があります。
アクリル塗料の耐用年数は、5年~8年程度といわれています。

●ウレタン塗料

ウレタン塗料は、塗料の主成分である合成樹脂がウレタン系の塗料のことで、塗膜に光沢感があることが特徴です。
比較的安価ですが、耐久性はほかの塗料と比べると劣るため、屋根塗装の費用をできるだけ抑えたいという人向けです。
この塗料の耐用年数は、6年~8年程度といわれています。

●シリコン塗料

シリコン塗料は、塗料の主成分である合成樹脂がシリコン系の塗料のことです。
この塗料は、耐久性と価格のバランスが良く多くの一般住宅で使用されています。
耐用年数は、10年~13年程度です。

●フッ素樹脂塗料

フッ素樹脂塗料は、塗料の主成分である合成樹脂がフッ素系の塗料のことです。
この塗料は、シリコン塗料と比べて耐久性があり、色褪せに強いことが特徴です。
耐用年数は、15年~20年程度といわれています。

劣化具合は住宅によって異なるため注意!



塗料にはそれぞれ耐用年数がありますが、劣化具合は住宅が建っている環境などによっても異なります。
そのため、屋根に下記のような症状が表れた場合は、塗装工事を行うサインです。

・色褪せしている
・屋根にコケや藻が生えている
・錆が発生している
・塗膜の剥がれが起こっている
・ひび割れが発生している

しかし、屋根は高所のため専門の業者でないと劣化具合を確認しにくい部分でもあります。
そのため、定期的に専門の業者に状態をチェックしてもらうようにすることがおすすめです。

屋根におすすめな塗料は?


また、屋根塗装では下記のような「特殊機能」がある塗料を使用することもおすすめです。

●断熱塗料

断熱塗料には、熱や冷気の出入りを防いでくれる役割があります。
夏場に室内の温度が上昇することや、冬場に室内の熱が逃げることを防ぎたい人におすすめの塗料です。
断熱塗料の耐用年数は、15年~20年程度です。

●遮熱塗料

遮熱塗料は、太陽光を反射させ屋根に熱を浸透させにくくしてくれる塗料です。
遮熱塗料の耐用年数は、15年~20年程度といわれています。

屋根塗装なら『塗創工房スエヤス』へ



塗創工房スエヤスでは、住宅の屋根塗装を承っております。
お客様の大切な住宅を雨から守るため、丁寧で高クオリティな施工をお届けいたします。
ぜひ、ご自宅の屋根塗装のことでお困りの際は、当社にお気軽にご相談ください。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
屋根塗装で使用する塗料には、今回紹介した塗料のほかにもさまざまな種類があります。
そのため、工事をする際は塗料にはどのような種類があるのか把握し、価格と耐用年数のバランスは良いかをチェックするようにしましょう。

この記事が、あなたが今後屋根塗装を行う際の参考となりましたら幸いです。

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